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カテゴリ:美アロマ

エッセンシャルオイルの正体

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心地よくて、癒す効果や美容効果も期待されるアロマテラピー。その要となるのは「エッセンシャルオイル」。いわゆるアロマオイルとは違うことを知っていますか?
今回は、本物のアロマテラピーを楽しむために必要な基礎知識をお伝えします。

エッセンシャルオイル・アロマオイル・フローラルウォーターの違いは?

アロマテラピーは植物から採れる芳香成分を用いた自然療法です。植物から採れる芳香成分にはエッセンシャルオイル(精油)だけでなく、フローラルウォーターがあります。また、一般に「アロマオイル」と呼ばれているものは正式名称ではありません。では、その違いは何なのでしょうか?

  • 精油とは

アロマテラピーの基本は何といっても「精油」。花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材です。精油は抽出した植物のさまざまな薬理作用のある芳香成分を高濃度に含んでいます。

  • フローラルウォーターとは

植物から水蒸気蒸留法によって精油を抽出するときにできる水分には、植物の芳香成分がわずかに溶け込んでいます。この水が「フローラルウォーター」です。そのほかにも、「ハーブウォーター」「芳香蒸留水」「ハイドロゾル」「アロマウォーター」とも呼ばれています。フローラルウォーターは植物から抽出した成分が微量にしか含まれていないので、精油のように希釈しなくても、そのまま使うことができます。刺激性が低く、穏やかに作用するので、使いやすいのが特徴。ただし、酸化しやすく、精油に比べ抗菌成分も少ないため、開封後は冷暗所に保管し、3か月以内に使い切りましょう。

  • アロマオイルとは

人工の芳香成分が混ざった精油やフレグランスオイルなど総称して用いられている通称名です。成分や使用方法の細かい区別はみられないため、100%精油かどうか注意が必要です。

抽出方法の種類

精油の抽出方法

精油はどのように抽出されるのでしょうか。代表的な方法は3つあります。

■水蒸気蒸留法

ほとんどの精油が水蒸気蒸留法で生産されます。
原料の植物を蒸留釜に入れて水蒸気を送り込み、植物の芳香成分を蒸発させます。蒸発した水蒸気は植物から出た香り成分と一緒に冷却槽を通ります。冷却されて液体になると精油と水分の2層に分かれます。表面に浮いた水に溶けない層が精油です。このときに残った芳香水がフローラルウォーターです。
精油の保存期間は開封から1年が目安です。

■圧搾法

主に柑橘(かんきつ)系の精油をとるときに用いられます。果実をローラーで圧搾し、果汁と果皮の油腺から出る精油を後から分離させます。ちなみに昔は手で果皮を潰していましたが、現在はほとんどの製造所では機械化されているようです。品質変化が早いため、保存期間は開封から半年程度が目安となります。

■溶剤抽出法

熱によって変性しやすい成分を多く含むバラやジャスミンなどの花びらから香りを抽出する場合、「溶剤抽出法」が多く用いられます。揮発性の有機溶剤に植物を漬け込み、精油の成分が溶けだしたら抽出物をほかの容器に移し替え、加温して溶剤を気化させます。この方法で抽出されたオイルは、「アブソリュート」と呼ばれ、ローズ・アブソリュートやジャスミン・アブソリュートといった名前がついています。この精油の保存期間は開封から1年が目安です。

油であって油でない、精油の特徴

精油は油脂ではない

「精油」という名前から「油」を連想するかもしれませんが、ココナッツオイルやオリーブオイルのような油脂ではありません。その正体は有機化合物と呼ばれる物質。天然の化学物質が百~数百種類含まれています。
抽出した植物由来のそれぞれの成分が持つ香りや薬理作用、あるいはそれらの相乗効果により、さまざまな効能が発揮されます。

精油の3大特徴

精油は「芳香性」「揮発性」「親油性」という3つの特徴を持っています。

  • 芳香性:良い香りを放つ性質
    この特徴を活かして、香水や芳香剤に使われています。
  • 揮発性:常温で液体が気体になる性質
    自然に香り成分が空間に広がっていくので、設置するだけの芳香剤に使われています。
  • 親油性:油に溶けこみやすい性質
    アロマオイルといった油性の液体に溶かしたものが商品になっています。

また、空気に触れたり、直射日光にあたったり、温度変化の激しい場所に置いたりすると劣化してしまいます。有効成分が消えてしまわないようにキャップをきちんと閉めて、高温多湿を避けて保管しましょう。

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